黎明の頃に目覚めた。薄らと晴れている。遠くに浮かぶ犀奥の峰の残雪も消えかかっている。 夜半過ぎに降ったらしい雨で、窓が濡れている。仕事の前に沢を歩きたくなった。 5月の晴天続きで、沢の流量は減っていて、澱のようなものが川の底石に纏わり付いて…
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