2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

11月がお仕舞いになる朝、遠くへ出かける朝

今年は予定を入れすぎた。金沢で遁世を、の感覚だったのだけど、張り切りすぎた。まだまだ生臭い、のだろうか。 朝5時に目覚ましを鳴らせて、小松へクルマを走らせた。夜明け、の頃に着いた。 深夜の国際便につながる夕刻のフライトの予定だったのだけど、…

窓の外の墨流し

月曜から金曜まで、一日として晴れた日がない。雨、雲、霰、雷。雨冠、そして淡い消えそうな光の日々。時々刻々と主役を変え、分単位で目まぐるしく空の表情を変える。

伏見川のこと

あまりに運動不足。体が気持ち悪い。 そんなことで、時々刻々変わる空模様を楽しみながら、傘を差して徒歩通勤をした。大通りを避けて、静かな路を歩く1時間。 途中の伏見川の景色が何となく気に入っている。四季折々、派手じゃないけれど、はっとさせられ…

サイゴンのジャズ・クラブ

宿泊したホテルの横、ル・ロイ通りにジャズ・クラブを発見!されど疲れも頂点。残念だけど入店意欲が全く沸かなかった。ヴェトナムのジャズって何となく期待があったのだけど。また今度、って云っても、次にいつ行くか分からないけどね。さて、これから仕事…

乾期の印度支那で夕暮れを迎えた

街をぶらついた後、戻ったホテルの窓から見えるサイゴンの夕暮れ。 沸き立つ水蒸気のような雲に残照が投影されていた。そのグラデーションを楽しめたのは、ほんの10分くらいだった。 熱帯の夕暮れ、をはじめて見たような気がした。

サイゴンの朝に考えたこと

何度も起き、何度も寝て、遅い朝食に向かった。空調の効いた室内でなく、外で風に吹かれながら乾期の印度支那を楽しむ。

サイゴンの夜

ボクから上の世代はホーチミンといえば、北ベトナムの指導者。ホーチミン市を思うことはない。やはり、サイゴンである。ヴェトナム戦争の遠い記憶の中にある。遠い、というのは、時間であり、そして日本からの距離。米国と戦う悲惨さ、を知っていた日本人が…

南へ向かう朝

遅い夜明けの前から、南に出かけるための荷物をつくっていた。部屋の中に溜まった冷たい空気の中で貧弱なイマニネイションが喘いでいた。 淡い墨のような闇から灰色の朝が明けてきた。 強い光が部屋の中に射し込んだのは僅かな間。 眩しい景色が広がっていた…

冠雪した峯をはじめて見た朝

この景色を眺める5度目の冬がはじまる、ことを知った。

韓国の古典芸能をみた

ソウルから本日帰国。あっという間に終わった。 昨夜は仕事のパーティ。ホテルのバンケット・ルームで大がかりなもの。同じテーブルには、韓国や台湾の方々と同席し、懇談。毎度のことながら、中華系のヒトと筆談と英語取り混ぜで、政治や歴史の話をするのは…

ソウル・江南「Tokyo Jazz」東京にないTokyo Jazz

今日は会議が21時まで。ソウルは仕事(強調)。とても眠たかった。 会議場を出ると、道の向こうに「Tokyo Jazz」の電飾が見えた。 一緒にいた研究者(実はギタリストの)Sさんと突撃。大丈夫かなあとも思ったが、ジャズの店にぼったくりもあかろうと安心感も…

ソウル・江南のあたり:黄色い光のなかへ

小松から羽田へ。そしてお昼のフライトと金浦空港へと向かった。仕事で4日間ソウルに滞在する。数年前に知人が居る太田へ行って以来だから、2回目で久しぶりの韓国。彼の地の反日報道を聴くにつれ(あるいは朴大統領の積極的な反日言説)、割と「穏健な(だ…

湘南マラソン:懐かしい場所で初めての42.195km

自称関西人なのだけど、今までで一番長く住んでいたのは大船。1983−97年、2008-9年。16年弱。金沢に来る前は湘南海岸で走っていたので、今回のコースは馴染み深い。懐かしい。 そんなことで、湘南マラソンにエントリした。初めてのフルマラソン。 10月に入っ…

11月の気分

夜明け前に目覚めたら漆黒のなかに光が浮かぶ綺麗な星空。東の細った月が浮かんでいた。 数年前の或る朝を思い出した。ヘッドランプを灯し、オリオン座のもと、尾根に取り付いた朝のことを。吐く息が白かった。 山に行きたくなったが、それは叶わない。だか…