2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

いよいよはじまった下り坂の空へ

いよいよはじまった下り坂の空へ。 驚くほど機嫌がよかった10月の空から、突然、崩れた。そして、約束のように雨が降り、風が吹く。 直に昼間から雷が鳴るだろう。部屋に籠もって、窓から低く垂れ込める雲を、にやにや眺める日々がやってくる。 谷底をうろう…

暗い時候・妖しい坂

少し前に書いた記事では、道迷い、のような形で感情の基部に手を差し込むような、そんな不安感を掻き立てるような狐狸、のようなものについて書いた。決して危ないような感覚はなくて、むしろ悪戯されているような感覚なのだけど、そのときの気持ちの根が切…

またもや仙台

1週間もおかず、再び仙台へ。 今年は縁があるなあ。 短い滞在時間は仕事の他は酒。 案外、ストレスが大きい第二の人生だから、やっぱり酒は友だなあ。トホホ

別山・チブリ尾根往復(ブナの森)

昨日の記事の続き。 ブナの森のなかで過ごす時間が大好きだ。北アルプスの山岳景観の素晴らしさ、を先日改めて認識したのだけど、それとは全く別の世界。鋭角的な世界が北アルプスであるならば、むしろ木々がつくりだす円弧のような滑らかで、そしてフラクタ…

別山・チブリ尾根往復(山並みを流れる雲)

飽きない山。いつも時間があったらチブリ尾根を歩きたいと思っている。相応の負荷を体にかけてくるので、自分の体の様子を知ることができる。それにブナの森から、何かしら感じるものがある。気分良く往復できること、が大切なのだ。 今回はあまり沢山は山に…

ブナの森を流れる水

昨日は早朝から別山へ。ブナの森の紅葉を楽しみに。いつものようにチブリ尾根を登り、下った。総距離18.5km、1600m余りの標高差を登下降する、日帰りには割と厳しいコースじゃないかと思う。同行の自称初心者(!)の方には気の毒かな、とも思ったけど、楽しい…

仙台・片平のあたり

20年近く前、ほんのすこしの間、仙台・片平にある大学に通った。仕事をしながら、だったので、寛容な職場だったと思う。 この10年余り、恩師を囲む会があり、皆、技術開発の成果を持ち寄り発表会をやっている。参加者は全員、 もう仕事が変わっている。第二…

暗い時候・妖しい路地

金沢に来て数年、街に流れる何か、が今まで住んだ土地と随分と違うことに驚き、歩き回っていた。ことに早々に暗闇がやってくる秋のお仕舞いかたから冬にかけて、そんな暗い時候に、妖しい路地のような場所に出会うこともあり、少しだけ変な体験をしたりもし…

ゆっくり融解する天蓋・別院のあたり

この数週間、比較的天候が安定している。落ち着いた、晴天が多い。爽やかな風のもと、走っている。 それでも、ここ数日、次第に冬の予兆のような感触があって、その感触が何かというと、天蓋がゆっくりと融解していくような、そんな感じ。成層圏から連なる高…

冬が忍び寄る朝

少し気怠い朝を迎えた。夜が明けて、幾分は経っている筈だけど、薄暗い。昨日までの朝と違う。厚くなく薄くなく、低くなく高くなく、濃くなく薄くなく、それでも冬空から流れ込んだような雲、が流れている。光は弱々しく射し込む感じが冬の気分だ。いよいよ…

別山に登る(2015-10-4)

先週の北穂高で体力面の低下、が気になった。2年余り、渓流釣りにはまって、あまり走れていない。山も低調。しかも11月には金沢マラソンがある。記録はともかく、完走できるのか?不安になってきた。 自分の状況を知るために、鍛錬を兼ねて、本当に久々の…

忙しくて忘れていたが

忙しくて忘れていたが、8月末で金沢にやってきて満6年たち、7年目の生活になった。毎年しみじみとその頃、丁度、底引き網が解禁になるころ、を迎えていたのだけど、今年は竿先に気持ちが集中していて忘れていた。殆ど、金沢で過ごしていなくて、あちこち…