2013-01-01から1年間の記事一覧

たおやかな夕暮れを過ごす

遠出が多かった11月、12月もお仕舞。せっかくの天気だけど引き蘢る日曜日。一歩も外に出なかった。食べ物もあまりないのだけど、外に出る気分にならなかった。

雨の東京(湯島:太陽と星のバー)

木曜日、東京に出張。冷たい雨が降っている。雪に変わるかも知れない、と聞いた。北陸から明るい太平側に出ることを楽しみに、ランニング・シューズまで持参したのに詐欺みたいなものだ。残念。

12月の金沢とは思えない朝

日曜日の夕暮れの余韻を残した黎明の刻。12月の金沢とは思えない朝だった。 ほんの暫くの晴れ間で、その日の晩には雨に変わったけど。こんな日が続く、訳がない。 でもタマにはいいなあ、こんな朝。放射冷却でとても寒かったけどね。

久しぶりの休日・宵の犀川

実に久しぶりの金沢の休日。午後から雲は飛び、もう年内最後かもしれない絶好の晴天。夕刻から犀川河畔に走りに出た。山側環状のあたり、大桑から若宮大橋までの14kmを1時間15分で。途中から、夕闇の中の川面、山岳、深い天涯の色に囲まれた美しい時間を過ご…

さようなら天使の街バンコク

夜明け前にホテルを出た。軍人上がり、とはっきり分かる精悍な顔付・姿態の男がハンドルを握るタクシーは高速道路を疾走する。暁の中に高層建築が浮かび上がる。さようなら天使の街。

バンコク・夜の景色

もう随分と仕事で来ている。最近は、ただ路地風に吹かれてSingha Beerを呑んでいるだけの非日常でいいな、って思っていて、そんなに何もしていない。 日曜の夜は最大の歓楽街タニアの外れにあるFock Shark-finsで「フカヒレ尽くし」3000円でフカヒレやアワビ…

淡い光溢れる乾期のバンコク

この季節のバンコク、淡い光溢れる乾期のバンコク、 は天国、だと思う。日中30℃、夕暮れの後は25℃。乾期で湿度がとても低い。光が心なしか淡く感じる。乾いた風が体を爽やかに抜けていく。そんな日曜日の昼間にビールを呑みながら過ごす時間は、忙しかった日…

11月がお仕舞いになる朝、遠くへ出かける朝

今年は予定を入れすぎた。金沢で遁世を、の感覚だったのだけど、張り切りすぎた。まだまだ生臭い、のだろうか。 朝5時に目覚ましを鳴らせて、小松へクルマを走らせた。夜明け、の頃に着いた。 深夜の国際便につながる夕刻のフライトの予定だったのだけど、…

窓の外の墨流し

月曜から金曜まで、一日として晴れた日がない。雨、雲、霰、雷。雨冠、そして淡い消えそうな光の日々。時々刻々と主役を変え、分単位で目まぐるしく空の表情を変える。

伏見川のこと

あまりに運動不足。体が気持ち悪い。 そんなことで、時々刻々変わる空模様を楽しみながら、傘を差して徒歩通勤をした。大通りを避けて、静かな路を歩く1時間。 途中の伏見川の景色が何となく気に入っている。四季折々、派手じゃないけれど、はっとさせられ…

サイゴンのジャズ・クラブ

宿泊したホテルの横、ル・ロイ通りにジャズ・クラブを発見!されど疲れも頂点。残念だけど入店意欲が全く沸かなかった。ヴェトナムのジャズって何となく期待があったのだけど。また今度、って云っても、次にいつ行くか分からないけどね。さて、これから仕事…

乾期の印度支那で夕暮れを迎えた

街をぶらついた後、戻ったホテルの窓から見えるサイゴンの夕暮れ。 沸き立つ水蒸気のような雲に残照が投影されていた。そのグラデーションを楽しめたのは、ほんの10分くらいだった。 熱帯の夕暮れ、をはじめて見たような気がした。

サイゴンの朝に考えたこと

何度も起き、何度も寝て、遅い朝食に向かった。空調の効いた室内でなく、外で風に吹かれながら乾期の印度支那を楽しむ。

サイゴンの夜

ボクから上の世代はホーチミンといえば、北ベトナムの指導者。ホーチミン市を思うことはない。やはり、サイゴンである。ヴェトナム戦争の遠い記憶の中にある。遠い、というのは、時間であり、そして日本からの距離。米国と戦う悲惨さ、を知っていた日本人が…

南へ向かう朝

遅い夜明けの前から、南に出かけるための荷物をつくっていた。部屋の中に溜まった冷たい空気の中で貧弱なイマニネイションが喘いでいた。 淡い墨のような闇から灰色の朝が明けてきた。 強い光が部屋の中に射し込んだのは僅かな間。 眩しい景色が広がっていた…

冠雪した峯をはじめて見た朝

この景色を眺める5度目の冬がはじまる、ことを知った。

韓国の古典芸能をみた

ソウルから本日帰国。あっという間に終わった。 昨夜は仕事のパーティ。ホテルのバンケット・ルームで大がかりなもの。同じテーブルには、韓国や台湾の方々と同席し、懇談。毎度のことながら、中華系のヒトと筆談と英語取り混ぜで、政治や歴史の話をするのは…

ソウル・江南「Tokyo Jazz」東京にないTokyo Jazz

今日は会議が21時まで。ソウルは仕事(強調)。とても眠たかった。 会議場を出ると、道の向こうに「Tokyo Jazz」の電飾が見えた。 一緒にいた研究者(実はギタリストの)Sさんと突撃。大丈夫かなあとも思ったが、ジャズの店にぼったくりもあかろうと安心感も…

ソウル・江南のあたり:黄色い光のなかへ

小松から羽田へ。そしてお昼のフライトと金浦空港へと向かった。仕事で4日間ソウルに滞在する。数年前に知人が居る太田へ行って以来だから、2回目で久しぶりの韓国。彼の地の反日報道を聴くにつれ(あるいは朴大統領の積極的な反日言説)、割と「穏健な(だ…

湘南マラソン:懐かしい場所で初めての42.195km

自称関西人なのだけど、今までで一番長く住んでいたのは大船。1983−97年、2008-9年。16年弱。金沢に来る前は湘南海岸で走っていたので、今回のコースは馴染み深い。懐かしい。 そんなことで、湘南マラソンにエントリした。初めてのフルマラソン。 10月に入っ…

11月の気分

夜明け前に目覚めたら漆黒のなかに光が浮かぶ綺麗な星空。東の細った月が浮かんでいた。 数年前の或る朝を思い出した。ヘッドランプを灯し、オリオン座のもと、尾根に取り付いた朝のことを。吐く息が白かった。 山に行きたくなったが、それは叶わない。だか…

黎明の頃

昨夜は友人達が集まったから、遅くまで賑やかだった。そして、祭りの後のような寂しさ。 黎明の頃に目覚めた。晴れた空に曖昧な雲が流れていた。 昼前から、あんなに荒れるとは思っていなかったけど。 転げるように気温が下がり、晴れ間が見えなくなっていく…

冬が近づく感触(金沢・新天地「赤城」)

最近は自室でLPレコードを聴きながら沈殿している。ときとして、朝なのか夜更けなのか、そういった時間の感覚が狂ったようなときがある。 オトを聴くことは、セイシン的によくない、と思えることが多い。書を捨てよ町へ出よう、と云ったのは青森のオカシナ人…

冬への戸口

東の空

百万石ロードレース:練習のような走り、しかできなかったが

今年2度目のハーフマラソン。1時間48分9秒。9月のレースより5分遅い。昨年の同じレースより3分遅い。 ここのところ、仕事が忙しくあまり走っていないし、だから夜更けから酒を呑みたい日々だったし、そもそも前日も呑み会。かなり割り切って、21kmの練…

上高地・徳本峠(2135m)山旅という死語のようなもの

徳本峠の山小屋。昔の風情、を残している。

冬への傾斜

寒さで目覚めた夜明け。 秋が来る前に冬の匂い、鉄のような乾いた金属の感触を伝える、が流れているように思えた。 颱風を重ねながら、釣瓶落としのような冬への疾走。 冬への傾斜が日に日に強くなっていること、に違和感を感じている自分に驚いている。 次…

金沢城・走ることが好きでなくなっていたのだけど、改めて快楽主義に

最近困っていた、というか、戸惑っていたことは、走ることが好きでなくなっていた、ということ。 走ることが楽しくなくて、何か一定量の運動量を課すための、義務感が強く芽生えていた。だから、あるときから嬉しい気持で路上に飛び出すことがなくなっていた…

金沢・下菊橋から寺町へ:颱風が近づく朝に

颱風が近づく朝、そんなときは仕方がなくクルマで仕事場へ行く。 その道すがら、好きな場所が2つある。坂道。 下菊橋から寺町へ向かう上り坂。坂と一緒になって空を見上げる。 泉野出町から南有松へ向かう下り坂。眼前に空が広がる。 好きな感じの朝、好き…

北アルプス・前穂高岳(3090m)@9/23 懐かしい上高地

急に思いついて穂高に登ることにした。友人たちが白馬に登っているのだけど、出張続きで疲れて行けなかった。だから、日帰りでも高度感を味わいたくなった。そして冷たい岩に触れたくなっかから。 日帰りとなると西穂高が定番だけど物足りない。久々に3000m…