海まで走る

 体調を崩して一月。少し感触が良くなってきたので、職場の友人K君と走ることにした。海まで、往復で20kmを超える。不安もあったが、出かけることに。晴天と小雨が入り乱れる不思議な天気のなか、LSDの積もりでゆっくり走る。6分/km前後。

 海に向かう、という高揚感が懐かしい。湘南モノレールの沿線に住んでいた頃は、腰越あたりまで5km。すぐ行けたのだけど、光る海が見えたときの感触、のようなものが嬉しかった。今日も、海に向かう、というだけで気持ちが少しハイになった。

 今日は海だけが晴れ間。あとは雲の移ろいのなかを走っていた。帰途、犀川追いに上流へ向かうと、遠くに小さく見えていた犀奥の山々が立ち上がり、大門の西斜面が厳しく切り立ち、高三郎との間の渓谷がわかる。倉谷川(犀川の源流の一つ)が流れている彼の地だ。写真では上手く切り取れなかったが、まさに彼方の山稜に心奪われながら走る、そんな感じにドキドキする。

そんなことを考えながら、往復23km。 2時間半弱。最後の1kmで戦意喪失。それまでは6分15秒/kmくらいだったかな。一月ぶり、としたらマアマアか。

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日本海

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海沿いの自転車道

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犀川下流

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上菊橋のあたり