2010-01-01から1年間の記事一覧

大船から北鎌倉そして金澤:彼岸花にうつる光景うつらない光景

大桑近くから犀川を下りはじめて気分が乗って、若宮大橋を越えて走った。路傍に僅かな彼岸花。この地では彼岸花をあまり見かけないような気がしてきた。

金澤で今朝ボクがみたものは

暁の頃を過ぎて、犀川河畔

金沢・東山「れのん」:遠来の知人とともに、音が吸い込まれていくような東山へ

ボクは東山で呑むのが好きだ。音が吸い込まれていくような不思議な感覚があって、酔いがまわるに従って、空気に溶けていく。会話も楽しいのだけど、会話が 途切れたときの音の暗闇。深い淵を覗き込んでいるような感触。なにかに触れているような感覚。確かに…

金沢・泉ヶ丘「ロベール・デュマ」:タイから来た友人と分け合った金沢の秋(洋食編)

2日目はフレンチの金沢・泉ヶ丘「ロベール・デュマ」。春にランチを頂いて、蛍イカはあるは、ぜんまいやこごみはあるは、ですっかり地産地消のメニューに鷲掴みにされた。

金沢・犀川河畔「杉の井」:タイから来た友人と過ごした金沢の秋(和食編)

1日目の夕食は犀川河畔の料亭「杉の井」さんに席をお願いした(二回目の登板.前回はコチラ)。 まずは日本の伝統料理を伝統家屋でしっとりと楽しんで貰うことにした。はやくも薄暗くなった犀川河畔にしっとりと灯る「杉の井」の戸口をくぐると、日本人 (…

金澤生活での時間の遠近感・生きいそぐ・死にいそぐ

金澤生活も1年と1ヶ月になった。金澤の日常はとてもゆっくり流れていく。淡い夕焼けのグラデーションが変わっていく様を眺めて過ごす時間が随分ながく感じた

御茶ノ水:猟盤ついでに旅館に泊まる

僕は御茶ノ水が大好きで、関西の大学生だったころからディスクユニオンと神保町の古書店には行っていた。だから就職が神奈川に決まったときは、とても嬉しかった。気迷いで渋谷なんかに行ったこともあったが、やはり性に合ったのは御茶ノ水。

富山・総曲輪のあたり:秋空に見惚れて、鱒寿司買って、美味しい梨を頂いて

昼食時に総曲輪のあたりを歩いていたとき、秋空の素晴らしさに見惚れてしまった。透き通った光が薄い雲を貫いていて、空の青さが淡く映えた雲がとてもいい感じ。北陸はやっぱりいいなあ。

金沢・寺町台地のうえから犀川:秋がやってきて雲を眺めて走る

朝6時前に目覚めたら,夜半からの雨が止んでいた。だから、少しそわそわした気持ちで犀川沿いを走った。 寺町台地のうえから長良坂を下って、雪見橋まであがって,豆田大橋までくだっての10km。 とても気持ちの良いランニング。気温が下がったので、快適な4…

まだ今週は終わっていないのだけど

まだ今週は終わっていないのだけど、とても気持ちの良い瞬間・瞬間を味わうことができて、何となく巧く過ごせそうな予感が溢れてきた。

秋の始まり:陰翳のある大きな空が広がる金沢

木曜日は早々に仕事を切り上げ、夕暮れ前に帰った。ふと見上げると、細かな陰翳を孕んだ灰色の雲が幾重にも広がり、とても空が大きい。彩りが鮮やかなモノ トーンの空が眩しい。卯辰山のうえには黒い雲が重なり、土臭い風が雨の予感を運んでいた。夏の残滓が…

宝達の祭り:どこか懐かしい村の祭り、のような花火大会で秋をはじめた

土曜の夜は、心地良しというには、あまりに心地の良い夜でした。あの宵のぬるい大気のなかで見たものは、見たこともないのに懐かしさを感じる在りし日のよう。得たこともないのに、失ってしまった時間のよう。

別山(2399m)から白山(2702m)へ:長く長く歩きたかった日帰り縦走はボクの夏の総集編

一ノ瀬からの別山(2399m)が標高差1500m、別当出合からの白山(2702m)が標高差1400m、中間の2000m鞍部をはさみ繋ぐと 2600mの標高差の登山となる。いつか登ってみたいと思っている剱岳・早月尾根や甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根などの長大な尾根と遜色のない標高差がと…

金沢・寺町台地の上で過ごす日々:困っていること

昨日浅い眠りから覚めると、随分遅くなった夜明けの頃だった。自宅の前から曇った空をぼんやりみていた。医王山の方角から明るくなってくると、大きな木の影が浮かび上がってきた。虚ろな光の具合が秋そのものだ。夏のすべてが終わっていない感覚だから、困…

妙高:夢から覚めると東の空に漂う下弦の月

愉快な若い仲間達と一緒に妙高へ出かけた。呑んだあと、ボクは早々に眠った。

白山(2702m):翳りを知らぬ秋の朝を通り抜けて頂きまで

今シーズン4回目の白山連峰、3回目の白山に登ってきた。4回のうち2回は独り,あとは仲間と。今回は、金沢に来てからの山仲間Kさんと出かけた。さすが に同じルートでの登山は飽きるので、今回は観光新道を登りに、砂防新道を下りに使った。観光新道の尾…

金沢・片町「LaFaro」 McIntoshの真空管アンプで古いジャズレコードを聴く愉しみ

フラリと  LaFaroへ出かけた。ちょっと気になっていたのは、LaFaroのMcIntoshの真空管アンプ。

珠洲「二三味珈琲」 炎天下の能登で不思議な苦味と爽やかな後味を楽しんだ

この土日は親しい友人たちと能登のほうへ出かけた。じっくりと奥能登のほうへ出かけるのは、昭和46年以来だからほぼ40年ぶりなのだ。今朝(月曜日)、旅行の途中で求めた珈琲の香りが囁くように楽しかった時間を想い出させている。その楽しい小旅行の途…

金沢に住んでちょうど一年という時間のながさ

未明に目覚め、ずいぶん齢が進んだ月が木星をお伴に漂っているのを眺めながら、ぼんやりとこの1年のことを考えていた。丁度、一年前に金沢に引越してきたから。

夜半をまわると木星がお伴の十七夜の月

南を向いた窓が明るい。勿論、齢が進んだとは云えまだまだ豊かな十七夜の月。

能登湾:十六夜の赫い月から垂れるひかり

能登湾の小さな入江に夕暮れの頃からいた。

金沢・秋の気配を感じながら犀川河畔を走る朝,秋の雲に包まれた十五夜の月,チコリーニの月の光

秋の雲が広がり,犀川に翳りと弱い光がもたらされていた.水面に映る空のほうが,透明度が高く,面白い光景だった.

白山連峰・別山(2339m):快感追求で選んだコースだけど,独り登る山でブナに迎えられ,雲を朋に

日帰りで相応(というか,よりきつい負荷)の場所を選ぶと,今回のルートが想起できた.別当出合からの白山は,登り・下りともに1400mくらいだから,だいたい丁度かな,という感じ. 市ノ瀬(標高800mくらい)==チブリ尾根==>別山(2399m)===>南竜ヶ馬場(2000…

剱岳(2999m):憧れの「岩と雪の王国」に登った後は台風に追われた

今年,登山を再開してから徐々に難易度を上げて,憧れの剱岳に登ることができた.

白山(2702m):盛夏のなかに秋の風や雲が運ばれてきた一日

またもや白山に登ってしまった.今シーズン2回め.馬鹿みたいだけど,良い山は何回登っても良い.今回も良かった.前回(7/19)は夏山気分が溢れる登山だった.今回はお盆前というのに,盛夏のなかに秋の風や雲が運ばれてきた一日だった.

金沢・尾山町「コルサロ (Corsaro)」 35度の金沢だったけど爽やかにテーブルを囲んで過ごす時間は..

気分のよい一日の締めは尾山町の「コルサロ (Corsaro)」.この金沢としては暑苦しい夕暮れに,友人達とテーブルを囲んだ.

シンガポール:ちょっと憂鬱な「南にある華人の楽園」にて(昨冬)

昨年に12月はシンガポールがメインの仕事.安価なフライトで行きたかったので,バンコク経由でのシンガポール.タイエアを使った.シンガポールの帰途に バンコクで仕事,というスケジュール. この12月の出張でシンガポールは二回目だけど,なにか合わない…

金沢・長坂「大乗寺」 走っているうちに引き込まれたのは..

禅の名刹:大乗寺という名前は,何回か聞いたことがあるのだけど,さっぱり場所もわからなかった.何回も走ったこのコースで,はじめて大乗寺の看板が目に入ったので,引き込まれるように入った.山環の喧騒から,突如,森閑なる場所に飛び込んだような感じ…

金沢・材木町「徳川」:昨冬に訪れて美味しかった蕎麦屋なんだけど,まだ休業中か?

賢坂辻の先の材木町にある蕎麦屋「徳川」で一献+昼食

金沢・安江町「こすもす」:角島泉さんの個展「空想の森」に出かけた

安江町のある交差点に,とても古い薬局「イヅミ薬局」の家屋をそのまま利用した「花のアトリエ こすもす」がある.とても素晴らしい空間で,昭和初期の三階建ての日本家屋にしつらえられた古い薬局の什器がそのまま残され,野の姿で花・花が並べられている.…